at THE BLEND INN & THE BLEND STUDIO

大阪市此花区のホステルと文化センターのカーテン計画。
コンクリート打ち放しの無彩色空間に、インフレを起こすくらいの極彩色を配置する。
同モジュールの開口に、縦列で同系色を並べた後、ルービックキューブを回転するように横方向に色を捻らせ、最後に色が過剰にズレるグリッドの色をキャンセルして、代役にオレンジとグリーンを隣合わせにして配置した。
ファサードを担った極彩色はリフレクトしながら、無彩色の館内への伸びやかな色を与える。
カーテンは全てオーガンジーで構成し、芯地をデチューンさせることで重力を借りながら、オーガンジー特有の横方向の張りを奪っていった。
また、ロビーにはファスナーで開閉できるベッドシーツのようなカーテンがあり、ファスナーを閉めることがホステル営業時間のクローズを意味する。
文化センターについては、インディゴデニムでカーテンを作成した後、ケミカルウォッシュ加工を施して、ある時代の懐かしさのようなものを保持させた。
古いものと新しいもの、屋内と屋外、反射と吸収、町と1つの建築物、相反するようなものを対極に置かずに、同列に共存するような状況を目指そうと考えた。

2018
所在地
大阪市此花区
種別
宿泊施設
担当
山本紀代彦、永吉佑吏子
THE BLEND INNの設計
島田陽建築設計事務所/タトアーキテクツ
THE BLEND STUDIOの設計
dot architects
写真
河田弘樹