京都市下京区のセレクトショップの暖簾。
路地のようなアプローチの前に、京都ではありきたりの風景であろう白い暖簾を吊る計画。
暖簾の作り方そのものを見直し、アウトラインをレーザーで切り出すのみとした。
繋ぎ目や折返しなどの縫い目がない白い布はただ紙を切っただけのような存在感で軽やかにに来客を招き入れる。
他者と同じようであって、決して同じでないものが、ありきたりの風景に対してのオルタナティブとなる。
暖簾は白の他に、雨の日の青、祝祭日のオレンジもイレギュラーで存在する。
場所:京都市下京区
店舗の設計:ninkipen!一級建築士事務所
写真:河田弘樹