二色の布と一つづきのロープ

斜面地の住宅の為の布とロープ。1階と屋上階にそれぞれ色の差異がある布を2枚吊り、それらを片側ずつ寄せ、互いを同一直線上に存在させることで並行状態を作り出す。
逆に、トップライトと壁面は最大値の色を使い、有限であることを示す。また、高所の布を可動する為のものとして、布と同系色のクライミングロープでループ形状のシステムを組んだ。
直線上の端をいくつも作ることで、次の直線が生まれるきっかけを作りたかった。言い換えれば、始まりと終わりの連続の中で一拍を置くようなこと。

場所:神戸市中央区

住宅の設計:畑友洋建築設計事務所

写真:梅田彩華写真事務所

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